個人営業相続士のインターネット集客

相続士の資格を取ったはいいが、どこでどう

やって営業活動をしたらよいのか困った、と

いうお話を前回致しました。

 

昨今のマーケティングを考えれば、まず思い

浮かぶのはインターネットでしょう。今や

ネット上に情報がないのは存在しないのと

同義ですから、何らかの情報発信が必要で

あることは間違いないと思います。

 

ただ、「相続というテーマでどう集客するか」

という目的でキーワード検索しているケース

が多く、「誰に相談するか?」という視点で

検索している人は案外少ないのでは?とも

感じます。

 

『相続関連業』がすでにレッドオーシャン化

しているということなのかもしれません。

 

差し迫って解決すべき相続問題を抱えている

人はそれなりの年配の人であり、インターネ

ットを日常的に使いこなしている層とは少し

違うようです。

 

アマゾンでしょっちゅう買い物する80代の

女性を知っていますが、こういう人は少数派で、

高齢者の多くは、スマホで電話、LINE、

カメラ機能を集中的に使っている印象です。

 

さらに言うなら、相続の問題をネットで相談

しようとか、ネットで相談相手を見つけよう

という高齢者は多くないと思います。

 

いくら専門家を名乗っていても、グーグルで

ヒットしただけの相手に家族やお金の問題を

話すのは勇気がいることですし、犯罪などに

巻き込まれる危険性を考えれば慎重になるでしょう。

 

やはりこういうことは、以前から知っている

信頼のおける相手に「顔を見て話したい」

「じかに聞いてもらいたい」という人が多い

のではないかと思います。

 

わたしの経験をお話ししますと、数ヶ月前、

70代の男性と長いメールを何度かやりとり

ことがあるのですが、正式に依頼する前から

あれこれ無理な要望が多く、対応しきれない

と判断して、そっとお断りしました。

 

メールを書くのは注意を要しますし、その分

時間がかかります。後々文章が残るのも、内

容や相手によってはまずいケースが出てくる

恐れもあります。

 

また、「実際に会うと相談料を取られるから、

できるだけメールで聞いてしまおう」と策を

弄しているのが透けて見える相手とのメール

は楽しくないですしね。

 

相続について検索している高齢でない人も、

もちろんいますが、多くは、相続の専門家を

探すというよりは、親や自分の相続問題を

できるだけ自力で解決しようという熱心な

タイプではないでしょうか。

 

こういう人は、あれこれ調べて中途半端な知識

を持ってやってきます。「自分はそこそこ知って

いる」と自負している人に対して、その人が知ら

ない知識を補うところから説明するのは、時間

もかかるし、エネルギーも要します。その上、

仕事になりにくいのです。(個人の感想ですが)

 

これまでのわずかな経験からではありますが、

インターネット集客は、昔の電話帳に番号を

掲載していた時代のように、“ないと困るが、

それだけでは足りない”というのがわたしの

結論です。

 

このページのコンテンツを書いた相続士

木本 直美(じんわり)
【大分相続遺言相談室】
2015年より相続・終活・エンディングノートの活動をしています。
保有資格は相続士(上級)・終活士・宅建士・経営学修士です。
よろしくお願い致します。

相続士資格試験・資格認定講習のお知らせ

日本相続士協会が開催する各資格試験に合格された後に、日本相続士協会の認定会員として登録することで相続士資格者として認定されます。また、相続士上級資格は上 級資格認定講習の修了にて認定されます。